大人のぽりぽりクラブ

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岩塚のおせんべいのひみつ本物志向から強い支持を集め続ける「大袖振豆もち」。その美味しさの理由

ごきげんよう。私は大袖振豆もち。サクサク軽い食感となめらかな喉越しが特長の餅生地に、甘く香ばしい北海道・音更の大袖振大豆がたっぷり混ぜ込んであるおかきです。妥協のない味わいは本物志向の皆様からも高く評価されています。ここでは私のさまざまな秘密をお話しいたします。

北陸で支持を集めていた「ふっくら豆餅」が進化した

本物志向から強い支持を集め続ける「大袖振豆もち」。その美味しさの理由

ちなみに「ふっくら豆餅」にも前身となる商品がありました。1975年から発売されていた「ふっくら餅」です。「ふっくら餅」には豆は入っていませんでした。

実は、「ふっくら豆餅」と「大袖振豆もち」の最大の違いは包装の形態。より上質なイメージが伝わるようにリブランドされて「大袖振豆もち」が誕生しました。

柔らかいおかきの魅力を知る新潟県人ならではの発想

本物志向から強い支持を集め続ける「大袖振豆もち」。その美味しさの理由

前身である「ふっくら餅」などが開発された当時は、米菓といえば堅焼きのおせんべいなどが主流。特に首都圏では、ソフトな食感のものの魅力はほとんど知られていませんでした。しかし米どころ新潟では、柔らかい食感の米菓の魅力に人々が気づきはじめており、岩塚製菓は製品化を決意。
「流行っているから作る」や「美味しいと思われているから供給する」という考えではなく、「本当に美味しいと思うから、お客様に届けたくて作る」という精神でソフトなおかきを作り始めました。
このような発想のもとに製品化されたのが「ふっくら餅」の系譜であり、「おこさませんべい」のラインナップなのです。

サクっと軽ーい食感のおせんべいは、昔はあまり流通がなかったのですよ。

おかきと大豆の食感をマッチさせるまでに一苦労

本物志向から強い支持を集め続ける「大袖振豆もち」。その美味しさの理由

「岩塚の黒豆せんべい」の秘密を紹介した記事でも話題になりましたが、米菓に豆が入った商品は、かつてはあまり出回っていませんでした。どうしても硬くなりがちな豆の歯ごたえが、お米でできた生地にマッチしなかったことが理由です。しかし、香ばしい大豆となめらかな餅生地との相性は「きっといいはず」と睨んだ岩塚製菓は、豆の下拵えの時間について試行錯誤を重ね、ついにソフトな歯ごたえの豆もちが完成しました!

しかし、問題はそれだけではありませんでした。焼き上がった豆が生地から飛び出して袋の中でコロコロと転がってしまうことが少なくなかったのです。豆が抜けて穴だらけになったおせんべいを社内では「レンコン」と呼び、対処に困っていました。しかし美味しい製品づくりのためには決して諦めないのが岩塚製菓の社員です。素材を混ぜ合わせるタイミングなどを工夫し、やがて今の「大袖振豆もち」の形にいきつきました。

今は何の違和感もなく一緒になっている餅生地と大豆ですが、一緒に美味しく召し上がっていただけるようになるには紆余曲折があったのです。

豆がなくなれば生産はストップ!美味しさを追求した米菓

本物志向から強い支持を集め続ける「大袖振豆もち」。その美味しさの理由

「大袖振豆もち」の最大のセールスポイントは、なんといってもこだわりの大袖振大豆。十勝地方・音更の契約大豆だけを使用しています。
本当に美味しい豆もちをお届けするため、岩塚製菓では様々な大豆を調査。実際に使用し食べ比べてみた結果、甘みと風味が抜群に良い音更の大袖振大豆を用いることになりました。
しかし音更の大袖振大豆は栽培・収穫することが難しく、人の手がたくさん加わるため簡単に増産はできません。岩塚製菓が使用することにより大袖振大豆の美味しさが広がり、音更地方の大豆の価格は高騰。なんと3倍の値段まで跳ね上がったこともありました。そこで、岩塚製菓は安定して供給できるよう契約栽培を行うことにしたのです。

また、「ふっくら豆餅」だった頃、大豆が不作になった年に一時的に別の豆を用いたことあったのですが、気がついたお客様からすぐにお手紙で問い合わせがありすぐに元の豆に戻したことがあります。現在では、もしも音更の大袖振大豆が手に入らないときは生産ラインを止めることを決定。妥協のない製品づくりに努めています。

とはいえ、岩塚製菓には今年も十分な大豆が確保されていますので、ご心配なく。

「マカダミアナッツおかき」や「桜えびかきもち」にも受け継がれた製法

本物志向から強い支持を集め続ける「大袖振豆もち」。その美味しさの理由

「大袖振豆もち」の生地の製法は一般的なおかきとは異なります。ある特殊な技術で作られた生地はつきたての餅のようなデンプン構造をしており、それがカリっとした歯ざわりととろりとした口溶け、心地の良いのど越しをもたらしています。繊細な泡のようなエアリーな生地は何度食べても飽きることがなく、一口ごとにお口に幸福をもたらします。 この生地の製法は「マカダミアナッツおかき」や「桜えびかきもち」にも受け継がれ、たくさんのお客様より好評を博しています。

サクサクとろりとした食感は、唯一無二です。食通が好む味わいで、日本酒や白ワインとの相性も抜群なんです!

上質感を感じられるパッケージが大人に人気

本物志向から強い支持を集め続ける「大袖振豆もち」。その美味しさの理由

「大袖振豆もち」は2021年秋にパッケージをリニューアル。おもてなしにもプチギフトにも最適なデザインに生まれ変わりました。スーパーマーケットで手に入るお手頃なアイテムなのに、まるで百貨店で扱われている商品のような上質感が特長で、リニューアル後、大変ご好評をいただいております。
売場でちょっと目を引くデザインが、お客様の好奇心をくすぐっているよう。岩塚製菓としては味には絶対の自信をもっている商品なので、お客様との新たな出会いが増えたことを嬉しく思っています。
また、裏面には棚田の風景と「日本のお米100%使用」ロゴを印刷。日本のお米を用いることで地域の伝統ある田園風景を守り、未来へとつないでいく様子を表しています。

日常のなかのささやかな幸せを演出する、おやつの時間がちょっと豊かになるデザインです。もちろん美味しさにも自信あり。これからも皆様の「ちょっぴり幸せ」のお供になりますよ。どうぞよろしく。