イベント「第3回 日本酒 × 蔵元 andparty」にお邪魔しました!
ガンさん
- 9月14日(土)、“食”に関心のある仲間が集まるコミュニティandpartyのイベント「第3回 蔵元 × 日本酒 andparty」が、東京・神田にて開催されました。
日本酒と“素敵なコト”をかけあわせて楽しむ、それがこのイベントのコンセプト。
今回は、神奈川県の松田町に酒蔵をかまえる中沢酒造株式会社の11代目、鍵和田(かぎわだ)さんをお招きし、酒造りへの想いやこだわりを伺いながら日本酒を味わう、そんな贅沢な時間を過ごしました。
マイちゃん
- 今回は参加者の皆さんに、鍵和田さんが手がける銘酒とのマリアージュを楽しんでもらおうと思います。
ガンさん
- 日本酒はこれまで開催した中で最も多い9種類。同じ蔵元とは思えないほど個性豊かな日本酒と、どの「大人のおつまみ」と相性がよいのでしょうか。
マイちゃん
- 鍵和田さんにも日本酒とのマリアージュについて感想をいただきました!
始めに鍵和田さんから、日本酒の基礎知識や酒造りの工程などについてご説明いただきました。
中沢酒造は文政8年(1825年)の創業で、名水百選にも選ばれている丹沢山系の伏流水で作った「松みどり」は、神奈川県を代表する銘酒として知られています。
今回は、「松みどり」を中心に9種類の銘柄を飲み比べてみました。
主要銘柄の「松みどり」シリーズを始め、鍵和田さんが育てた酵母を使って一から作り上げたブランド「亮」などがずらり勢ぞろい。
(左から順に)
➀松みどり 大吟醸 原酒
➁松みどり 純米大吟醸
➂松みどり 純米吟醸 秋あがり
➃松みどり 純米酒
➄松みどり 特別本醸造
➅松みどり 特別純米 火入れ
➆河津桜酵母仕込み 亮 特別純米生原酒 ver.若水
➇河津桜酵母仕込み 亮 特別純米生原酒 ver.キヌヒカリ
➈松みどり 純米吟醸 S.tokyo 2019
試飲会は、各種銘柄のそれぞれの特長や風味を解説しながら、鍵和田さん自ら参加者の方々にふるまうスタイル。普段ではなかなか味わえない体験に、ついついお酒が進みます。
ここで、「大人のおつまみ」と日本酒のマリアージュの感想を鍵和田さんに伺いました。
――塩わさびとえび黒こしょう、どちらが日本酒との相性がよかったですか?
私の好みでは、塩わさびが合いますね。今日お持ちしたお酒の中だと、純米酒との相性が抜群。純米酒はお米と米麹、そして水だけで作られているので間違いないですね。
――えび黒こしょうならどれと合うでしょうか?
松みどりなら「特別純米 火入れ」、あとは「亮」シリーズや「S.tokyo 2019」でしょうか。これらは肉料理と合うお酒として作っていますので、味が濃くてパンチのあるもののほうが相性はいいですね。
――和食なら分かりますけど、洋食とのマリアージュも考えているんですか?
昔から日本酒に限らず、お酒全般は食事と一緒に楽しむ嗜好品として発展してきました。時代の移り変わりの中で食も欧米化して、お酒のつまみに肉やチーズを好む人も増えてきた。日本酒もそうした食事に合うものを作るべきですよね?
だから、私はさまざまな料理をイメージしながら酒造りをしているんです。
――最後に、今回のイベントの感想を教えてください。
参加者の方々にわが社の日本酒を楽しんでもらえてうれしかったです。今後は「大人のおつまみ」に合う日本酒を作ってみるのも面白いかもしれませんね。
今回のマリアージュも大成功!
日本酒と「大人のおつまみ」の相性について、酒造りのプロから太鼓判を押していただくことができました。皆さんもぜひ、ご自宅で試してみてください!