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編集部おすすめ映画『四月になれば彼女は』いよいよ公開!原作者・川村元気さんにスペシャルインタビュー

映画『四月になれば彼女は』いよいよ公開!原作者・川村元気さんにスペシャルインタビュー

マイちゃん

マイちゃん

2024年3月22日より全国の映画館で『四月になれば彼女は』が公開されます!原作小説は40万部突破のベストセラーで、日本だけでなく中国、韓国などアジア各地でも出版されました。恋愛を通じて現代人の心模様をリアルに浮かび上がらせる作品で、深い感動を呼び起こすと公開前から話題を呼んでいます。
ガンさん

ガンさん

原作者である川村元気さんと岩塚製菓はかねて交流があり、以前から活動を応援しています。今回は、映画公開に先駆けて川村元気さんへのインタビューを実施。この作品に込めた思いや、映画制作における裏話、川村元気さんの考える「幸福論」についてうかがった内容を紹介します!
ページの末にはプレゼントキャンペーンの紹介もあります!ぜひご覧ください。

『四月になれば彼女は』を作った意味。現代人は恋をしなくなった?

マイちゃん

マイちゃん

映画『四月になれば彼女は』の公開、おめでとうございます。大人の恋愛小説ともいえる本作ですが、川村さんはなぜこのような作品を作ろうと思われたのですか?
川村元気さん

川村元気さん

この小説を書いたのは2016年ごろのことなのですが、そのころから自分の周りの人がどんどん恋愛をしなくなっているのを感じていたんです。気になってインタビューをしてみると、ほとんどの人が恋愛感情から遠ざかっていました。確かに恋愛って時間もお金もかかるし、感情が振り回されてしんどい。今の価値観では「必ずしも必要なものではない」ともいえる。

マイちゃん

マイちゃん

コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも悪いと言えますよね。要領よく生きることを大切にする現代人が恋愛を避けるのは、自然なことなのことなのかもしれません。

自分のことだけを大切に思うよりも、幸せなことがある

映画『四月になれば彼女は』いよいよ公開!原作者・川村元気さんにスペシャルインタビュー

川村元気さん

川村元気さん

自分の心が大事、時間が大事、お金が大事と考えるのであれば、当然の流れだと思います。一方でそれだけで満たされるのだろうか、という気持ちも書きながら湧いてきたのです。
『四月になれば彼女は』には、「あのころのわたしには、自分よりも大切なひとがいた」というセリフが出てきます。きれいごとでなく、自分のことだけを大切に思うよりも、大きな幸福がそこにある気もします。僕はこの作品でそういった幸福論を描いてみたかったんです。

マイちゃん

マイちゃん

苦しくても恋愛をすることには意味があるということですか?
川村元気さん

川村元気さん

僕はこの小説を執筆するにあたり、100人近い人に恋愛に関するインタビューをしたんですよ。そこで集めた話を参考にしながら、小説のなかにいろいろな恋愛のパターンを描いていきました。「こんな愛もあるのか」と他人の考え方に触れることが、面白さにつながると考えたんです。
そのなかで愛することって、感覚的には生きることや死ぬことに近いものがあると思うようになりました。

マイちゃん

マイちゃん

喜びもあれば苦しみもあるという点でも、似ているのかもしれませんね。

すれ違った気持ちを簡単に戻せる「技」はない

映画『四月になれば彼女は』いよいよ公開!原作者・川村元気さんにスペシャルインタビュー

川村元気さん

川村元気さん

『四月になれば彼女は』は、結婚を目前に控えた二人が登場します。結婚って日食のように一度は気持ちが重なるからこそできるものだと思うんですよ。けれど、いつしかそこにはズレが生じる。人はそのズレとどう向き合っていくべきなのかと、ずっと考えていました。それで、この小説を書きながらその方法をみつけようとしたんです。それが小説や映画に出てくる「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」という問いでした。その答えをみつけたかったんです。

マイちゃん

マイちゃん

みつかりましたか……?
川村元気さん

川村元気さん

それはぜひ小説や映画で楽しんでいただければと(笑)。自分の心や感情が揺れ動く理由って、実際のところよくわからないですよね。作品の中でも、主人公の藤代は精神科医でありながら、自分のことはよくわかっていない。でもいろいろな人との出会いや出来事を通じて少しずつ紐解いていきます。
物語に触れることの楽しみって、自分の心や感情の意味を確認することだと思うんです。主人公たちが経験する感情は、大人になれば多くの人が一度は経験するようなことばかりです。「こういう気持ちになったことがあったな」と観る人自身の記憶と接続したときに、心は強く揺さぶられる。僕はこの作品を通じて、観る人がしまいこんでいた記憶を呼び起こしたかったんです。

マイちゃん

マイちゃん

2022年に公開された映画『百花』もまさに大切な記憶を呼び起こす物語でしたね。

佐藤健さんや長澤まさみさん、キャストのリアルな思いが映し出された作品

マイちゃん

マイちゃん

『百花』では、川村さんが原作者でありながら監督としても指揮をとられましたが今回はどうでしたか?
川村元気さん

川村元気さん

今回は原作者として脚本のお手伝いをしました。小説を書いていたときは、自分が30代で、主人公たちの年齢に近い年頃でした。今は40代になり、環境も自分自身にもまた変化があった。この作品はもっとリアルな年代の人たちに作ってほしいと思ったんです。
そこで、30代半ばの山田智和監督、佐藤健さん、長澤まさみさんにお願いすることにしたんです。佐藤健さんはもともと原作小説を読んでいて、僕に連絡をくれていたという縁もあります。実際に、登場人物の年齢とキャストの年齢が近かったために、俳優陣もいろいろな感情の発見があったようで、それを観ているのも面白かったですね。ドキュメンタリーのようでした。

マイちゃん

マイちゃん

そのメンバーのなかに森七菜さんが入っているのは意外な気がします。
川村元気さん

川村元気さん

学生のときの力強く鮮烈な初恋の感情を映画にもたらしてくれるようなキャラクターが必要だったんです。それを考えたときに、森七菜さんはぴったりな配役でした。

マイちゃん

マイちゃん

主題歌はシンガーソングライターの藤井風さんが手掛けています。『満ちてゆく』をお聞きになったときにはどのようなことをお感じになられましたか?
川村元気さん

川村元気さん

僕が作品のなかで伝えたかった、愛を通じて生きていくことや死んでいくことを描く歌を作ってくださいました。『満ちてゆく』には、心情と情景が美しく描かれていて、藤井さんはやはり言葉の人だなと思いました。

マイちゃん

マイちゃん

川村さんがこの作品を通じて最も伝えたかったことは何でしょうか。
川村元気さん

川村元気さん

一番表現したかったのは「幸福とはなにか」ということなんです。
過去の作品もそうだったのですが、僕は人の生き方や幸せについて読者や観客の皆さんと一緒に考えていける作品を作りたいと思っています。今回はそこに恋愛という装置を用いることにしました。
誰にとっても、失恋はとても苦しいものです。けれど、恋愛をしていた時のことをあとで思い出すと「あのときの自分ってすごく人間らしかったな」と感じるのではないでしょうか。
恋愛をするからこそ体験できたこと、失恋をするからこそ気がつくことがきっとある。誰かのために生きようと思うことを経験しないと、何のために自分が生きていくのか、迷ってしまう気もしています。

川村元気さんは、どんなときが幸せ?

マイちゃん

マイちゃん

「幸福論」というところでいうと、この記事を掲載しているファンサイト「大人のぽりぽりクラブ」のコンセプトは日々の小さな幸せ時間に寄り添うというところになるのですが、川村さんの「ちょっと幸せな時間」ってどんなときですか?
川村元気さん

川村元気さん

やっぱり美味しいものを食べているときですね。僕は考えることが仕事で、起きているときは基本的にずっと何かを考えています。けれど、食べているときだけはそれを一旦止めることができる。だから美味しいおやつは欠かせない。
岩塚製菓の商品でとくに好きなのは「ふわっと」ですね。何がという理由を述べるのもおかしいくらい、ただもう美味しい。

マイちゃん

マイちゃん

「ふわっと」は一度にどれくらいの量を召し上がりますか?
川村元気さん

川村元気さん

一度に一袋食べちゃいます!むしろこれを途中で止められる人っているんですか(笑)。開封して3分以内にフレッシュな状態で食べるのがベストだと思っています。
枝豆味かえび味か、どちらかを選べと言われたら難しいですが、やっぱり最終的には枝豆味を選びます。

マイちゃん

マイちゃん

ありがとうございます。映画や小説で多くの人の「幸せ」を呼び起こしている川村さんに、おせんべいで小さな幸せをお届けできてよかったです。
この度はありがとうございました。

『四月になれば彼女は』映画鑑賞券(ムビチケカード)or川村元気さんセレクト!商品詰合せが当たるコラボキャンペーンを開催

映画『四月になれば彼女は』いよいよ公開!原作者・川村元気さんにスペシャルインタビュー

映画『四月になれば彼女は』の公開を記念し、岩塚製菓ではスペシャルなコラボキャンペーンを開催します。
四月になったら思い出す思い出や、四月になったらやりたいことなどを、キャンペーンページから写真で投稿してください。
投稿いただいた方の中から抽選で、映画鑑賞券もしくは、川村元気さんがセレクトした商品を含む岩塚製菓の商品詰合せプレゼントします。
皆様のご参加を心よりお待ちしています!

<キャンペーン期間>

「田舎のおかき」を食べてキャンペーンに参加しよう!

2024年3月1日(金)〜3月15日(金)
賞品:映画『四月になれば彼女は』映画観賞券(ムビチケカード) 50組100名様

2024年3月16日(土)〜4月15日(月)
賞品:岩塚製菓商品詰合せ(川村元気さんのセレクト商品を含む)100名様

キャンペーン応募はこちら:https://otona-poripori.com/present/
『四月になれば彼女は』公式ページ:https://4gatsu-movie.toho.co.jp/